競争熾烈なエリアで、新しいお客様へ存在感を示したい!ホルモン専門店が決断したPRという選択肢、その成果は?

2021年11月13日(土) 事例紹介

数々のホルモン屋が軒を連ねる亀戸。
聖地と呼ばれるこの地で、鮮度にこだわった「朝〆ホルモン」で勝負しているのが「井上臓器」。
今回は「新しいお客様にお店を知っていただきたい」と試行錯誤する中で辿り着いた「PR」という選択肢について、「すべての人を笑顔にする」という想いで飲食・介護事業を展開する株式会社夢現 取締役副社長・笹嶋諭氏にお話いただきました。

様々な集客方法がある中で、PR会社を利用しようと思ったきっかけは?

「元々は焼肉屋として出店したのですが、せっかくホルモンの聖地でお店を構えているのでホルモンで勝負したいな、と専門店にリニューアルしました。それを機に事業を伸ばしていきたいと考えていました。

でも“ホルモン”でネット検索しても、既存の有名店が出てきて情報が埋もれてしまう。とはいえ、一般的なグルメサイトで広告課金しても、やはり埋もれてしまうんです。

そんな状況を打破して、飛び抜けるための手段、起爆剤として辿り着いたのがPRでした。この分野には明るくなかったのですが、PRであれば拡散力もあり、検索結果にも成果として出て来るのでは?と考え、初めてながらトライしてみました。」

初めてのPR、最初はどのような印象やイメージをお持ちでしたか?

「正直に言うと、懸念する部分もありました。PRは誇張するというイメージがあり、料理やお店の雰囲気を実際以上に過度な印象を与えてしまうのでは?と。
そうなると、お客様がいらしてくださったときに、まったく期待外れになってしまう。PRで盛り上げても、お客さんの期待を裏切るなど実際とのギャップは作りたくなかったですし、徐々にお客様の口コミで広げていきたいという想いもありました。

というのも私たちの最優先は、お客様の笑顔。『すべての人を笑顔にする』という夢現が大切にしている想いを実現するために、まずはお客さまの満足度、笑顔が最優先なんです。

表面的なことや実体以上のことが広がってお店が急拡大するのではなく、一店舗一店舗、お客様を満足させられるお店を着実に展開・拡大していきたい、という考えでいます。

だから『井上臓器』も地域の方に愛されるお店が目標です。他のホルモン屋さんは他のエリアから来店されるお客様が多いのですが、地域の方や、亀戸で働いている方に、気軽に足を運んでいただけるような店にしたいと思っていました。価格もリーズナブルに設定しているのは、気持ちよく食べてお酒も飲んで満足していただきたい、という発想からです」。

KMCを選んでいただいた理由をお聞かせください。

「社内で“圧倒的な宣伝力になるもの”としてWEB媒体でのPRに着目し、候補になりそうな複数のPR会社にコンタクトしました。その中で弊社への理解が大きく、人間同士の信頼関係を構築していいお仕事が出来そうだと感じたのがKMCの担当者だったことが決め手になりました。

最初はどうPRをすればいいか、ということすら分かっていない状態でしたが、お店のことや現在に至るまでのストーリーを事細かくヒアリングしてくださり、お店の特徴・強みを、事実に即してうまく引き出してくれました。その結果、一番のウリは、他店が牛ホルモンを中心に提供している中で『唯一の豚ホルモン専門店』、そして『朝〆の新鮮なホルモン』というところに行きついたんです。

また話題性だけではなく、“新鮮さ”というお店の特徴を踏まえた上で、「ホルモン嫌いを克服できなかったら無料」というキャンペーンやメディア向け企画の提案もしてくれました。
メディア対応など右も左も分からない状態でしたが、WEB媒体や新聞社など数百社にリリースしていただいて、その後の細かい調整やフォロー、取材同席もしていただきとても助かりました。それに、プライベートでお知り合いも連れ来てくれたりと、ビジネス以外のところでも信頼関係が築けたのでとても安心することができました。」

最終的にどのような成果がありましたか?

「10以上のメディアから取材いただけました。しかも、記事がリツイートされたり、記事を見たお客様が他のSNSやツイッター等で拡散してくれて、さらに他の方々にも広がっていきました。

グルメサイトの課金だけだと、探してくれた方の1人の目には付きますが、そこで終了、完結してしまいます。しかし、思いもよらない形で広がり、多くの方の目に入るのがPRのすごいところ。思い返してたら、今鳥肌が立ってきました。(笑) 個人的には、ラジオニュースが好きでその番組の中でよく耳にするWEB媒体にも載ったのが印象的でした。」

当初はご不安もあったPRですが、実際に利用してみていかがでしたか?

「最初は、実力以上の印象を与えてしまうのでは?と思っていました。しかし、記事を読んでみたら、 “お客さん目線のお店・メニューの良さ”や、“食べてるイメージが膨らむ表現方法”などメディアならではの内容でした。
ありのままをベースに、自分たちにはない視点でお店を紹介してくれたので、最初に抱いていたPRやメディアへの懸念や不安、先入観は、すぐに払拭できました。

そして『メディアに載ったのだから、よりがんばらないといけない。』という想いや発想がお店に広がったのが、嬉しかったです。PRの機会を通じて、社員・スタッフのモチベーションに繋がるという効果も発見できました」。

これからもPRをやってみたい、というお気持ちはありますか?

「はい、ぜひやってみたいですね。今回のPRでメディアの記事から情報が拡散して、それを見て来店された方が常連さんになってくれたりもしました。また、メディアの記者やライターさんの中には、プライベートで何回も来ていただいた方や、お知り合いの方を連れてきてくださった方もいます。本当に気に入ってくださったんだな、と嬉しかったです。
そういう意味では拡散性や持続性を考えれば、コスト的に決して高いとは思いません。PRはSNSとの相性もいいので、今後も口コミで広がってくれたら嬉しいです。」

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