PR活動を始めたら、継続することがなにより重要というのは、前回お伝えした通りです。
人間の感覚はとても敏感なもの。相手が調子のいいことを言ってるな、という時は、すぐに気付きますよね。普段からどんな会社で、何を考えているのか、発信していない企業が突然利己的なPRをすれば、やっぱり気付かれてしまうものです。それだけでなく、様々な形での"ほころび”が出てしまうことも。
たとえば、テレビに露出してホームページにアクセス集中したのに、リピーターがほとんど増えなかったケース。メディアに登場したイメージと実態が乖離していたのです。ほかにも来客が増えて忙しくなりすぎて、従業員が辞めてしまったり、サービスの質が低下してしまうこともあります。せっかくPR活動自体が成功しても、残念なケースです。
山を作れば、谷ができるという言い方もできるでしょう。派手なPRが成功すれば、やっかみを買うことさえあります。新規出店ラッシュをしていたお店が、ある瞬間からいきなり飽きられて、こんどは閉店ラッシュになるようなケースです。情報だけが急激に消費されてしまうんですね。
やはり地に足の着いたPR活動、あの会社らしいね、と言われる状態が最上です。すべての人に好かれようとするのではなく、自分たち"らしさ"を追求しましょう。
